沿革

1932年(昭和7年)、下田町(当時)の好意により、土地約 18,200 平方メートルの寄付を受け、1933年(昭和8年)6月官制の布かれたのとほぼ同時に、研究室、水族館・標本室、寄宿舎などの建物が完成し、ここに東京文理科大学附属臨海実験所が発足した。1949年(昭和24年)、東京教育大学理学部附属臨海実験所と改称され、1976年(昭和51年)には、筑波大学下田臨海実験センターと改めら れた。

創立当初、建物はすべて木造であったが、1968年(昭和43年)鉄筋コンクリートの建物 3 棟に改築され、さらに1975年(昭和50年)および 1979年(昭和54年)の増築、2010年(平成22年)3月には第3研究棟が増築された。下田臨海実験センターは創設以降、カブトガニの系統学的研究、群体ボヤの自己非自己認識に関する研究、海産藻類に関する生理生態学的研究などで顕著な成果をおさめてきた。また、筑波大学をはじめ多くの大学の臨海実習の場として教育にも貢献してきました。

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