Jonathan J. Ramtahal博士課程大学院生とDr. Sylvain Agostini(研究時当センター助教)らは、タラ オセアン財団の日本支部であるタラ オセアン ジャパンとJAMBIOの共同プロジェクトである「Tara-JAMBIOマイクロプラスチック共同調査」の成果を発表しました。本調査は2020年10月から2023年6月まで、北海道から沖縄まで計15の臨海実験施設で実施され、表層水および堆積物を対象とした合計110サンプル(53,557粒のマイクロプラスチック)を取得しました。表層水および堆積物の両方から多く検出されたポリマーは、使用と環境への流出が直接的に結びついていることを裏付けています。日本の沿岸地域におけるマイクロプラスチック汚染とその潜在的な発生源および経路の評価結果が、Environmental Science and Technology, 2025 に掲載されました。
ハーベイ研究室の博士課程学生である Yiyi Li さんが、2025 Ecosystem Studies of the Subarctic and Arctic Seas (ESSAS) Open Science Meeting において Best Student Presentation Prize を受賞しました。
ICONAプロジェクトでは、2024年4月10日から12日までスペインのバルセロナで開催される「2024年「海洋の10年」会議」に参加します。この会議はOcean Decade Weekの一環であり、OARS(Ocean Acidification Research for Sustainability)とともにサイドイベントを開催します。
2024年3月27日
ニュース
NHK Eテレ「生きもの・どアップ!超ミクロハンター〜命を支える「毛」の秘密〜」にて、8Kカメラを搭載した顕微鏡を使って下田市の子どもたちに海の生き物を見せる番組が放送されます。下田臨海実験センターの稲葉一男教授、谷口俊介准教授が出演予定です。
当センターのAgostini研究室で研究を行っている生命地球科学研究群生物学学位プログラムのJoshua Heitzmanさんが、日本サンゴ礁学会令和5年度(26回大会)大会において「学生最優秀発表賞」を受賞しました。 演題は「Coral skeleton dissolution is accelerated by turf algal settlement under ocean acidification」 です。
博士課程大学院生のCallum Hudson(OIST所属)と当センターのBen Harvey助教、Sylvain Agostini助教、和田茂樹助教、Jason Hall-Spencer教授は共同研究者のSean Connell教授とともに、海洋酸性化が台風による海洋生態系への影響を増大させることを報告しました。この研究成果は2023年1月にオンラインにてScience of the Total Environmentに公開されました。
当センターの中野裕昭准教授と稲葉一男教授がGuest Editorを務めた科学雑誌Zoological Scienceの特集号が出版されました。日本の沿岸生物の多様性(Diversity of Coastal Organisms Around Japan)をテーマとする本特集号では、JAMBIO沿岸生物合同調査の成果も多く報告されており、また、10種以上の新種が日本近海から報告されています。特集号の一部の論文は無料でオンライン公開されています。
当センターのベン ハーベイ助教、シルバンアゴスティーニ助教、ルチア ポルジオ助教、 Jason Hall-Spencer教授らの研究グループは、海洋酸性化の影響で石灰藻(サンゴモ)の多様性が大幅に失われることを見出しました。 この研究成果は2021年7月16日 Global Change Biologyにて公開されました。