筑波大学特別招聘教授で当センター拠点活動に多大なご支援をいただいた
下村脩先生が平成30年10月19日にご永眠されました。謹んで下村先生のご冥福をお祈り致します。
下村脩先生はオワンクラゲから緑色蛍光タンパク質を単離したご研究で2008年にノーベル化学賞を受賞されました。天然物有機化学と海洋生物学をご研究されてきた先生にはマリンステーションのあり方についてもご助言いただき、当センターの拠点活動にも多くのご支援を頂きました。特に「化学と生物学の融合」を強調され、我が国の従来の臨海実験施設が今後あるべき将来像についても重要なご示唆をいただきました。2014年からは、筑波大学の特別招聘教授にご就任いただき、多くの貴重なアドバイスをいただきました。先生が下田を訪れ教職員や学生と懇談されたこと、学生や若手研究者に対して「困難があっても最後まで諦めない」と先生のご研究に対する姿勢を示されたこと、センターの研究調査船「つくばII」に乗船され、昔のクラゲ採集旅行を奥様とともに思い出され楽しんでいただいたことなど、今でも新鮮な記憶として思い出されます。先生からのメッセージを胸に、将来を見据えた海洋生物学をセンターとしても進めていきたいと思っております。下村先生に深く感謝し敬意を表するとともに、先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
(センター教職員、学生一同)
1段目 : センター教職員、学生との懇談会
2段目 : センターの研究に耳を傾ける下村先生
3段目 : 下田港でつくばIIを背景に
4段目 : つくばIIで採集した生物を覗き込む下村先生ご夫妻
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