Dictyocha fibula

Dictyocha fibula

和名 Dictyocha fibula
学名 Dictyocha fibula (Ehrenberg,1839)
分類(和名)

オクロ植物門 > Phaeista亜門 > ディクティオカ藻綱 > ディクチオカ目 > ディクチオカ科 > ディクチオカ属

分類(学名)

Ochrophyta (Phylum) > Phaeista (Subphylum) > Monista (Infraphylum) > Hypogyristia (Superclass) > Dictyochophyceae (Class) > Dictyochales (Order) > Dictyochaceae (Family) > Dictyocha (Genus) > Dictyocha fibula (Species)

体長
生息水深
生息環境
説明

単細胞遊泳性。珪酸質の骨格をもち、原形質がそれにまとわりついている。骨格は菱形で大きさ10-45 μm。外側の枠(基環)、その各片中央から生じて中央へ伸びる支柱および中央で支柱をつなぐ中心柱からなる。基環の各頂点には刺(放射刺)があり、基環と支柱の接点や中心柱にも刺をもつことがある(支持刺、頂刺)。長い1本の鞭毛が細胞前方から生じている。細胞表面から細い糸状突起が多数出ていることがある。黄褐色で盤状の葉緑体を多数持つ。骨格の形態には変異が多く、以下のような変種がある。var. fibra放射棘が短く、支持刺・頂刺を欠く。var. lomgispina Lemmermann放射棘が長く、支持刺をもつが頂刺を欠く。var. stapedia (Haeckel) Lemmermann放射棘は短く、頂刺・支持刺をもつ。var. messanensis (Haeckel) Lemmermann基環は正方形。頂刺をもつが支持刺を欠く。var. octagona (Tsumura) Loeblich III基環は八角形。世界中の沿岸域に広く分布し、赤潮を形成することもある。

参考文献

Thomas, C.R. (ed.) (1997) Identifying Marine Phytoplankton. Academic Press, San Diego. 858 pp.
鳥海三郎 (1990) Dictyocha fibula. In 日本の赤潮生物(福代康夫・高野秀昭・千原光雄・松岡數充 編). 内田鶴閣圃, 東京. pp. 356-357.
鳥海三郎 (1997) 黄金色藻綱 – ディクティオカ目. In 日本産海洋プランクトン検索図鑑(千原光雄・村野正昭 編). 東海大学出版会. pp. 147-150.

採集年月日 2010/05/17
採集場所

下田沖

採集場所(緯度経度) 投 入 : 
着 底 : 
ひき始め: 
ひき終り: 
離 底 : 
揚 収 : 
採集時の水深 最大: 最小:
採集時の環境
採集方法
採集者氏名・団体名 筑波大学 2010 Shimoda Plankton Team
備考
標本番号
体長
DOI
アセッション番号
クリエイティブ・コモンズ
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